2016年6月28日火曜日

長雨の季節に君を想うということ

春は出会いと別れの季節。
学生の頃は、一年一年自分が変化していくし、時が来れば自然と別れと出会いがやってくるけど。
大人は違う。
自ずから変化を求めなければ成長はしないし、覚悟を持って行動しなければ環境なんか、なかなか変わらない。
逆を言えば、春でなくても、自分次第でいつでも変革は起こせる。

となんで春でもないのに、こんな話を書くかというと、

たった今、お腹が空いたので、明治通り沿いの「野方ホープ」に行ったところ、
店内が暗く、お店が閉まっている。

あれ、今日は閉まるの早いなと、店の前まで行ってみると、移転の張り紙。

空腹も重なり、かなりのショック。

思わず小さく「うああぁ」と発してしまった。

「うああぁ」と何回か。両手パーで。

あれだよ、以前、家から一番近い自動販売機から、ドクターペッパーが消えた(しかも夏)時の十倍はショック。
まじでかー、と呟きながら家路についた。

大学を卒業して、原宿に住んでから十年とちょっと。
家から一番近いラーメン屋だし、思い出もたくさんある。
悩んでいた時はよくひとりでラーメンを食べたし、
レモンサワー片手に友人と激論もしたし、家族とも来てたし、
チャーシューをあげて仲直りしたり、餃子の残り一つを取り合いしたり
雨の日、近いのに傘を貸してくれて、とても嬉しかったり。

実は僕も今、いろいろ考えがあり、変化も求めている。
自ずから変化を求めなければ成長はしないし、覚悟を持って行動しなければ環境なんか変わらない。

そんな中、僕の生活の中では重要なローテーションの一角がなくなり
タイミング的にばっちり。自分に何かをつきつけられた気分だった。

だから、悲観する気持ちではなく、刹那的でもなく、前向きに出会いと別れを受け止めたいと思う。

花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ。

ただ、さよならは淋しいし、家族がいなくなって、その内に悲しさは癒えるけど、慣れることはない。

一か月は我慢しよう。

7月15日に以前の場所から、徒歩一分の所で「野方ホープ」は復活します。

新しい出会いを胸に。